我々が製造した金属加工機械は、主に「コイルセンター」と呼ばれる業者に納入され、そこで使用されています。
コイルセンターとは、金属の薄い板を巨大なトイレットペーパー状に巻き取った、「コイル」と呼ばれるものを切断加工等を行う設備を持ち、鉄鋼メーカーと需要家を結びつける流通業としての役割も兼ね備えた業者のことを指します。
コイルセンターは、住宅・自動車・家電業界など、さまざまな需要家へ幅広く営業活動を展開し、その集約情報を基にコイルを発注・保管・加工する役割を担い、加工効率化やコスト削減、リードタイム短縮等の業界全体の効率化に貢献しています。
鉄の薄い板を巨大なトイレットペーパー状にした「コイル」と呼ばれる状態で入荷します。
お客様の要望に応じ、輪切りにするようにコイルの幅を細くする加工をスリット加工といい、スリッターラインで加工を行います。
鋼材をカットする幅に合わせて、ロボットが自動的に刃を組み替えます。
トイレットペーパー状のコイルを一度ほどきながら機械にセットし、幅を細くカットしているところです。
カットして幅が細くなった鉄の板を、再びトイレットペーパー状に巻き取ります。
検査を経て、梱包され、出荷となります。
「コイル」の状態の鉄板は巻き癖がある為、需要家に販売する『板』にする為には、平らになる様矯正する必要があります。
これをレベラー加工と言います。
レベラー加工した平らな板を、さらに小さいサイズに縦横を切断します。
これをシャーリング加工と言います。
これらはレベラーシャーラインで加工します。
板を重ねて梱包し、出荷待ちの状態です。
転載・引用元：株式会社メタルワン・スチールサービスHP
